健軍熊本泌尿器科

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泌尿器科

泌尿器科

おしっこが出にくい・近い・時間がかかる・きれが悪い・間に合わないなどの症状に心当たりがある方。おしっこの時や、直後に痛みがあるなどの症状に心当たりがある方は泌尿器科の病気が疑われます。その他おしっこに関することは何でも泌尿器科でご相談いただけます。

「泌尿器」で注意が必要な、かかる方の多い病気

  • 前立腺肥大症
    前立腺肥大症の頻度は年齢とともに高くなり、50代以降でより増加する病気です。
    80代では約90%にみられます。男性ホルモンが関係しており、中高年以降の男性ホルモンを含むホルモン環境の変化によって前立腺の肥大が起こります。

    症状

    おしっこが出にくい、勢いが弱い、おしっこが我慢できなかったり近くなるなど

    検査

    尿検査・超音波検査・尿流動態検査(おしっこの勢いを調べます)など

    治療

    内服薬で前立腺を小さくしたり尿道を広げる治療が主です。症状が進行した場合は内視鏡レーザー手術などの手術が必要 になる場合があります。

  • 尿路結石症
    尿路結石とは尿の中にある蓚酸(しゅうさん)カルシウムなどの成分が結晶化して大きくなったものです。腎臓にじっとしている場合は自覚症状はありませんが、尿管に移動して途中でひっかかると激痛をともなうことがあります。長期間放置すると腎機能を低下させることもあります。

    症状

    血尿・腹痛・腰背部痛など

    検査

    尿検査・超音波検査・レントゲン検査など

    治療

    痛み止め・排尿を促進する薬(筋肉をリラックスさせて尿路を広げる)の服用など。
    結石の成分を分析をして、再発予防のための食事療法の指導・飲み薬を処方します。
    薬での治療に効果がない場合は、体外衝撃波結石破砕術 (ESWL)、内視鏡手術が必要になる場合があります。

  • 尿路悪性腫瘍(腎臓がん・前立腺がん・膀胱がん)
    尿路とは尿ができてから排出されるまでにたどる腎臓・前立腺・膀胱などをいい、尿路全般で発生する悪性腫瘍を、尿路悪性腫瘍といいます。末期では血尿などの症状が出る場合もありますが、初期では自覚症状がなく検診時のエコーで発見されることが多い病気です。

    症状

    前立腺がんは前立腺肥大症とは全く違う病気で、肥大症のようにおしっこが出にくい・近くなるなどの症状が出にくいものです。その他のがんは症状が出にくいのが特徴です。50歳以上の方は腫瘍マーカーであるPSA(血液検査)を一度測定してみることを勧めます。また、肉眼的に血尿(おしっこの色が赤い)が一度でも出た場合は、痛みなどの他の症状が全くなくても必ず受診されることを勧めます。

    検査

    血液検査、尿検査、超音波検査、膀胱内視鏡検査、CT・MRI検査(CT検査・MRI検査は検査可能な病院に予約をとります)

    治療

    放射線治療・飲み薬 ・注射・手術など症状や進行状況に合わせて様々な治療を行います。悪性腫瘍の場合は早期発見が鍵になります。最近では体にできるだけやさしい治療も選択できるようになってきています。怖がらずに早めに受診なさることをお勧めいたします。

  • 尿路感染症(膀胱炎 ・前立腺炎・腎盂腎炎)
    尿路感染症とは尿の通り道に細菌が感染して炎症が起こるものをいいます。多くは尿道口から進入した細菌が尿路をさかのぼって感染、炎症を起こします。放っておくと38度以上の高熱が出たり、感染の原因に別の病気が隠れている場合や敗血症という重篤な状態になる場合もあります。特に女性は膀胱炎を起こしやすいといわれていますが、繰り返す場合には他に感染の原因がある場合があり注意が必要です。

    症状

    おしっこの時に痛みや不快感を感じる。熱が出る。おしっこが近くなるなど。

    検査

    尿検査・血液検査・超音波検査

    治療

    飲み薬・注射など抗菌作用や炎症を抑える薬を重症度にあわせて処方します。

女性泌尿器科

女性泌尿器科

女性でおしっこが出にくい・近い・時間がかかる・きれが悪い・間に合わないなどの症状に心当たりがある方。男性と比べると女性のおしっこの悩みは困っている方の多さに対して泌尿器科への受診率が低いといわれています。勘違いされることも多いですが、おしっこに関するものは婦人科や内科ではなく女性泌尿器科の分野です。女性泌尿器科は、尿検査・超音波検査を中心に診察し、内診を行うことが少ないので、まずは相談、問診のみからの診察も可能です

「女性泌尿器」で注意が必要な、かかる方の多い病気

  • 過活動膀胱
    過敏になった膀胱が収縮することで、急な尿意によっておしっこを我慢するのが辛かったり漏れてしまったりする病気です。50才以上の女性の8人に1人が過活動膀胱にかかっているといわれています。年齢のせいだと思い込まずにこの病気を疑ってみることも大切です。骨盤底筋体操を行うことで尿道のコントロールする力をつければ尿漏れを防ぐことができる場合があります。

    症状

    尿意の切迫感(我慢が出来ない)・おしっこが近くなる・頻尿など

    検査

    尿検査・超音波検査など

    治療

    飲み薬(膀胱の興奮をおさえる)・骨盤底筋体操(我慢するための筋肉を鍛える)

  • 腹圧性尿失禁
    お腹に力が入った時(くしゃみやせきなど)に尿漏れしてしまう状態です。骨盤底筋という筋肉が弱くなったり傷んだりすることで尿道をうまく締められなくなり尿漏れを起こします。骨盤底筋体操を行うことで尿道のコントロールする力をつければ尿漏れを防ぐことができる場合があります。

    症状

    せきやくしゃみなどのお腹に力が入ったときに尿が漏れる

    検査

    尿検査・超音波検査・エコー検査・問診・症状がひどい場合のみ内診

    治療

    飲み薬(尿道の筋肉を強める)・骨盤底筋体操(我慢する筋肉を鍛える)・手術(メッシュで尿道を支えます)

  • 骨盤臓器脱(性器脱)
    骨盤底筋が弱ったり傷つくことで骨盤内臓器(直腸・膀胱・子宮など)が産道、膣をめがけて落ちてくる病気です。出産(経膣分娩)を経験した女性に多く、軽度の場合は骨盤底筋体操で症状を改善することができますが、重度の場合は手術が必要です。

    症状

    外陰部の違和感や下垂感(何か挟まっているような感覚など感じ方は様々)など

    検査

    内診・超音波検査など

    治療

    骨盤底筋体操(症状がひどい場合には腹腔鏡手術などの手術)

小児泌尿器科

小児泌尿器科

子どもなら当たり前の「おねしょ」なども、実は気づきにくい病気の症状として現れていること があります。小学校に上がるころまで頻繁におねしょを繰り返す場合は注意が必要です。また、まれに赤ちゃんのときに気づかず放っておくと不妊につながる症状もあります。お子さんが小さいうちに治療するためにも、少しでも気になることがあれば受診することをオススメします。

「小児泌尿器」で注意が必要な、かかる方の多い病気

  • 夜尿症(おねしょ)
    5~6才以降のおねしょを夜尿症といい、小学校低学年では約8%の子どもにみられます。5~6才になっても夜尿が続く場合は心理面、社会面、生活面にあたえる影響を考え、積極的な生活指導や薬による治療など適切な対策をとったほうが良いとされています。さらに、5才以上で毎日のおねしょや昼間のおもらしをしてしまう場合は泌尿器系の病気が存在する可能性が高いといわれています。

    症状

    5~6才を過ぎて、頻繁に起こすおねしょや日中起きているときにもおねしょをしてしまう

    検査

    尿検査・超音波検査・問診など

    治療

    飲み薬(膀胱をリラックスさせる・尿道のしまりをよくする・夜だけ尿を作る量を減らすものなど)・アラーム療法(尿漏れのときにアラームで知らせる方法です)・行動療法など

  • 包皮炎・包茎
    赤ちゃんや子どもの包茎自体は必ずしも病気ではありません。新生児のほぼ100%は真性包茎で成長にあわせて減っていきますが、大人になるまで真性包茎の場合には手術などの治療が必要になってきます。包茎の影響で細菌がたまりやすくなり起こってしまう包皮炎は、包皮や全体に赤く腫れ、触らなくても痛かったりおしっこの時に痛みを感じる病気です。包皮炎を繰り返し起こす場合は、包茎治療が早期に必要な場合もあります。

    症状

    陰茎が赤く腫れる・痛みがある

    検査

    視診

    治療

    塗り薬・飲み薬(炎症を抑える)

  • 停留精巣・遊走精巣
    いんのう(袋)に精巣(睾丸)が入っていない先天的な異常で、新生児の約1%にみられ、未熟児では割合が高くなります。それに対し遊走精巣は精巣が体の中といんのうを行き来してしまう状態で、経過観察でよい場合が多いです。しかし、精巣が通常より高い温度さらされ、赤ちゃんのうちに治療をしなければ不妊になることがあります。オムツを替える時などに親御さんが気づくことが多い病気です

    症状

    いんのうの中に精巣が触れない状態

    検査

    触診・超音波検査

    治療

    経過観察(成長と共に自然に治ることも多い)・手術(自然に治らない場合)

  • 精巣捻転症
    精巣へつながる血管や精管(精子を運ぶ管)がねじれて血液が精巣に届かなくなった状態です。急激な陰嚢部の痛みや腹痛が出現します。また陰嚢が腫れます。恥ずかしくて陰嚢のことを言えず腹痛だけ訴える場合もあるので注意が必要です。6時間以内の解除が推奨されており、タイミングを逃すと治らないばかりか不妊の原因となる場合があります。

    症状

    陰嚢の痛み・腹痛・陰嚢の腫れ

    検査

    視診・超音波検査・MRI検査

    治療

    手術(他の病気との鑑別が難しい場合は手術で確認する場合もあります)

メンズヘルス(更年期・不妊)

男性不妊・更年期

意外に思われる方も多いと思いますが、実は不妊の原因の約半数が男性にも原因があるといわれています。子作りの意思がありながら1年以上妊娠しない場合は何かの病気などが不妊の原因になっている可能性があります。不妊に困っている・不安がある方はまず1度、受診を検討していただきたいのがこの科になります。当クリニックでは希少な精液検査器を導入しており、その場で迅速で詳細な検査を行うことが出来ます。当たり前のことですがプライバシーの保護には細心の注意を払っていますので、安心して受診してください。

男性不妊・更年期で注意が必要な、かかる方の多い病気

  • 精索静脈瘤
    最も一般的な不妊原因(精子運動低下の約35%)にもかかわらず治療の機会がえられにくいのが精索静脈瘤です。自然治癒することはなく、次第に精巣機能が悪化すると不妊だけでなく更年期障害の原因にもなりえます。精子DNAの損傷の要因でもありますが、治療により自然妊娠を期待できる病気です。

    症状

    ほとんどが無症状で、まれにいんのうの痛み・いんのうの重苦しさや違和感・膨らみの左右差・みみず腫れのようなものが見える場合もある

    検査

    超音波検査など

    治療

    重症化している場合は手術(ねじれた血管を縛りふくれをとることで精液の質を上げる)

  • 原発性性腺機能低下症
    精巣の機能不全で、精子を作る機能が低下した状態です。原因不明のことも多く染色体異常を持った場合もあります。

    症状

    無症状

    検査

    血液検査・精液検査・染色体検査など

    治療

    薬物療法や手術で精子を採取する方法などがあります。

  • LOH症候群(加齢性腺機能低下症)
    加齢とともにテストステロン(男性ホルモン)が低下することがわかっていますが、LOH症候群は、やる気の低下やうつ症状などの精神的症状や性機能低下・だるさ・筋肉痛・ほてりなどの身体症状を呈するといわれています。また、認知機能の低下、骨粗鬆症、心血管疾患、メタボリック症候群の危険因子になる場合があります。

    症状

    やる気低下・不安・いらいら・だるさ・ほてり・頭痛・性機能低下・筋肉痛・頭痛など

    検査

    問診・血液検査

    治療

    内服薬(漢方薬など)・塗り薬・注射・生活習慣改善など

性感染症外科

性感染症外科

違和感に気づいたらすぐに受診をすることが、重症化しないためのポイントで、パートナーと一緒に治療することが大切です。女性は無症状のことが多く、男性でも症状が軽い場合に受診が遅くなることで症状を悪化させてしまうこともあります。女性は症状が無いからと治療せず、そのままにしておくと不妊になってしまうこともあるので注意が必要です。

「性感染症」で注意が必要な、かかる方の多い病気

  • 尿道炎(主に淋菌性・クラミジアなど)
    細菌や真菌などに感染することにより尿道に炎症が起こる病気で、感染したパートナーとの性交渉から約2~10日で発症します。男性の尿道炎は淋菌やクラミジアによるものが主で、淋菌の場合は黄緑色でネバネバした分泌物が尿道から排出することが多く、排尿のときの痛みも強い傾向があります。しかし、男性でも全く無症状のケースもあり、パートナーが診断された場合は甘楽図受診が必要です。気になる場合は早めに受診しましょう。

    症状

    おしっこの際の痛み・尿道から膿が出る・無症状の場合もあり

    検査

    尿検査・尿道分泌物検査など

    治療

    飲み薬・注射(抗菌薬)など

  • 尖圭コンジローマ(ウイルス感染症)
    ヒトパピローマウイルスに感染することにより陰茎にいぼができる性感染症。感染したパートナーとの性交渉の約3~6ヶ月後に発症します。陰部に先のとがったイボができ、痛みやかゆみはないが短期間で次々に増殖します。再発と増減を繰り返し症状が長期化しやすいことも特徴です。

    症状

    陰茎にいぼができる

    検査

    視診

    治療

    症状が軽い場合は塗り薬(週3回塗布を1ヶ月~3ヶ月程度)または焼灼手術・いぼが大きい場合は手術で取り除く

  • 性器ヘルペス
    単純ヘルペスウイルスに感染することでおこる感染症で、感染したパートナーとの性交渉から約2~10日で発症します。感染しても約60%の方に症状が出ないものの、パートナーへ感染するリスクはあります。疲労や他の性感染症、アルコールの多飲をきっかけに発症、再発をすることがあります。

    症状

    陰茎に口内炎のような水泡や潰瘍ができる・女性はおしっこの際に痛みを伴うこともある

    検査

    視診・専用のウイルスチェックテスト

    治療

    飲み薬・塗り薬

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診療の流れ

当院は予約制ではありませんので、基本的には来院順にお呼びいたします。
症状や検査内容によっては順番が前後することがありますのでご了承ください。

  1. 受付。その後、看護師による問診をさせていただきます
  2. 必要に応じて尿検査を行います
  3. 尿検査の結果がでてから、診察を行います
  4. 痛みや外陰部の皮膚症状などある場合には診察が必要です。その他、症状に合わせて超音波検査、血液検査、レントゲン撮影なども行います
  5. 診察後、検査の内容などの説明を看護師からもご説明する場合がございます。
  6. 当院は保険診療分は院外処方となり、処方箋を発行いたします。自由診療による薬剤は院内処方で手渡しいたします。
受診に必要なもの
  • 保険証
  • 現在の内服薬などがわかるもの、おくすり手帳
  • 紹介状などお持ちであれば持参ください(なくても受診できます)

〈小児の方〉

ひまわりカード

〈特定疾患で医療公費負担の対象者、身体障害者手帳をお持ちの方〉

証明となる各種手帳

その他注意事項
  • ほとんどのみなさんに尿検査を行います。予約制ではないのですが、受診の際に出にくい方や出せない方は受診前に家で採尿していただくこともあります。
  • 他院での検査内容(血液検査、画像)などお持ちであれば持参していただくと診断材料として役立ちます。
2018© Kengun kumamoto Urology.